英語もできない私がどうやって海外で仕事に就いたか(私の体験談)
私は、英語も他の言語も、バイリンガルのようには意思疎通ができません。
本当は“バイリンガール”みたいに英語を操れたらいいのですが...、長い年数日本で勉強を続けていましたが、結局話せるようにはなりませんでした。
それでも今、海外で働いています。
今回は、
- なぜ海外に就職しようと思ったか
- どうやって私は海外で仕事に就いたか
の体験談を書きたいと思います。
1.なぜ海外に就職しようと思ったか。
日本にいる頃は、今ならブラック企業と呼ばれる会社に就職し、残業代なし、有給なし、ボーナスなし、の会社で1年半働きました。お正月でもクリスマスでも大晦日でも、残業がありました。ホテルやレストランならまだわかりますが、そういった業種ではありません。私の考え方とは違った働き方の会社での仕事は、毎日辞めたいと思いました。家族よりも一緒にいる時間の長い同僚や先輩とはとても仲良くなりましたが(今でも連絡を取るほど!)、仕事は毎日辞めたいと思っていました。
1年半そんな風に働いている中、ある日、同僚が「今日、○○が仕事を辞める夢を見たねん。」と言いました。なんだか急にそれを正夢にしよう!と思い、辞めることに。
そして、学生の頃、留学したかったけれども留学するほど金銭的余裕もなく、ずっと海外で住むことと、外国語がペラペラと話せることに憧れていたことから、思い切って何か仕事を見つけたらいいんだ、と思い立ち、たまたま大学で学んだ日本語教員の勉強を生かすことに。(ここでは日本語教員の免許がなくても可、のお仕事も紹介します)
思い切って、海外に行って、働きながら語学を学ぼう!
そう決意しました。
2.どうやって私は海外で仕事に就いたか
日本語教員という仕事があります。
正直、日本での待遇はさほどいいものではありません。日本語教員の資格を取るのに時間も費用もかかります。もし、私のように大学で科目さえ専攻すれば取れるのならば、海外に興味のある人は取っておいて損はないと思います。
その道を極めれば、世界各国の大学で働けますし、経験として中国や台湾、メキシコ、色々な国の日本語学校などで働くこともできます。
「日本語教員 募集」とインターネットで調べると、色々な募集を見ることができます。
私もその中から、インドと今いる某スペイン語圏の国に履歴書を送り、インドは不採用、某スペイン語圏の国に採用されることになりました。某スペイン語圏というと、スペインか南米か、はたまたメキシコか、限られてきます。
日本語教員免許がなくても働き口を見つける方法!
南米には日系人が多くいます。
日系人とは、日本から渡った永住ビザを取った日本人、またはその子孫のことです。ブラジルなどが有名だと思います。ブラジルをはじめ、ペルー、ボリビア、パラグアイ、チリ、どの国にも日系人がおり、日系社会があり、日本語学校があります。
海外青年協力ボランティアが教員として派遣されているところもありますが、大体は現地の日本語の上手な日系人が教師となり、子供たちに日本語を教えています。
語学を勉強して、食べていくだけで良い、たまにバックパッカーのように旅行ができればいい、そのように考えている人は、現地の日系人の通う学校に直接コンタクトを取れば、人材が不足しているので採用される可能性が大です。
しかし、インターネットで検索してもなかなかヒットしません。まずは、現地の大使館と連絡を取り、そこで日本語学校を経営している日系協会、日本人会などの連絡先を教えてもらうといいでしょう。
大抵は、日本人を雇ったことがあるので、ビザなどの手続きは手伝ってくれますが、あらかじめ日本にいるときに雇用形態を交渉した方がいいでしょう。
儲かりはしませんが、働きながら語学学校に通って外国語を安く学べますし、現地で実際に使うことができます。ただ、3ヶ月まで、などという期間の短い方も最初に相談をしてみてください。
恥ずかしがることはありません。質問するのは無料です。
私は2年契約で、現地の子供たちが通う学校で日本語を教えました。前の仕事は、辞めたいとずっと思っていましたが、現地で3校を渡り歩きましたが、一度も辞めたいと思ったことはありません。前の仕事に比べると、楽しいことばかりです。
実際のお給料、生活費、やりがい、現地の語学学校のことなど、また書きたいと思います。
日本で外国語を学ぶのは高すぎです。そして、使う機会がない...。
海外に一度住んでみませんか?