子供連れで、国際線乗り継ぎ、日本へ一時帰国してみました(アメリカの空港編)
5歳と0歳を、私一人で連れて、国際線を乗り継ぎ、日本へ一時帰国しました。
子どもたちを一人で連れて帰る、それも国際線を利用し、なおかつ乗り継ぎもあり、なんて旅は、不安が多くあったので、インターネットで検索してみました。
けれど、そのような体験談はなかなかヒットしかなかったので、私の体験談を今後そのような状況になった方のために書いておくことにしました。
前回は、機内での体験談を書いてみました。
carol-livekaigai.hatenablog.com
今回は、アメリカでの乗り継ぎ手続きのことについて書いておくことにします。
事前にエスタ申請を。
アメリカへ入国する場合、目的地ではなく経由するだけでも、事前にESTA(エスタ)申請をする必要があります。 もちろん、私も手続きを済ませました。
代行サービスなどもありますが、手数料は安くないので、お金がもったいないなあと思う方は、自分でも画面の説明通りに進めていけば簡単に手続きができるので、自分でTRYしてみることをおすすめします。アナログ人間な私でもできました。
私は、自分のと、子供二人分と、約1時間かかりました。子供が夜寝た後に、手続きを済ませました。
アメリカでの入国手続き(行き)
アメリカに到着しました。目的地は日本で、アメリカは経由するだけですが、入国審査官に許可をもらわなくてはいけません。
外国人専用のラインと、アメリカ人専用のラインがあり、それに並びます。けっこう人が並んでいました。
私は、大きな登山用のリュックサックに、0歳児をエルゴベビーで前抱きし、5歳の息子には、子供たちの着替えが入った機内に持ち運べる大きさのキャリーケースを運ばせ、なおかつ子供用のリュックサックも持たせていました。
でも、子供を連れた人に対する優先ラインはありません。
車いすのおじいさんやおばあさんは、優先ラインから次々と入国審査を通って行きますが、私や他の子供連れの家族には声がかかりません。
ただでさえ長いフライトで疲れているのに、列の先は長い。一緒に日本まで行った子連れの友人家族は英語で「子供がいて大変だ」というようなことを現地の係員に話しました。
すんなりOKというわけではなく、周りの係員と相談して、優先ラインを通してくれました。子供連れだからといって優先待遇はしてくれません。
アメリカでの入国手続き(帰り)
帰りは、私一人で子供を二人連れて、入国審査を通りました。
今度は、日本語を話せる係員に「子供優先ラインはありますか」と聞きましたが、困った様子で「ありません」と言われてしまいました。
帰りには誕生日を迎えて1歳になっていた娘は、長い列の中で、泣いてしまいました。周りの外国人からは、「係員に子供連れだよ、と言いなさい。」と言われましたが、「もう言ったけど、ここに並びなさい、と言われたよ。」と言いました。
子連れの知らない日本人家族も列に並んでいましたが、私一人で子供を連れていたので、同情と共に、びっくりされました。
荷物は、日本へ行く時よりも重かったです。日本は冬だったので、冬の服ががさばりました。私の肩は、荷物と赤ちゃんの重さで、痛くて痛くてだんだん辛くなってきました。
そして、ついには0歳の娘が泣き始めてしまいました。泣きじゃくり、泣きじゃくりで大変だったので、今度は現地のアメリカ人の係員に「もう娘は疲れている。」と伝え、それでようやく、前に進ませてもらえました。
それでも、まだ待たされましたが、長い列に並んでいるよりはマシでした。
荷物の受け取り
行きは、荷物をいったん取り出さなくてはいけませんでした。子供を前抱きでは無理だ、と思いましたが、現地の係員が全部取り出して、カートに載せてくれたので、私は押すだけで大丈夫でした。
荷物審査
荷物審査は、そこにいたアメリカ人の係員が優先してくれ、行きも帰りも手伝ってくれました。「一人で子供を二人連れているの?!」と、行く先々でびっくりされました。
哺乳瓶に入っているものは取られませんでしたが、子供用と明らかにわかってはいても、「お薬飲めたよ」という薬を包むゼリー状のものは、大きすぎるということで没収されてしまいました。
帰りは、息子が任天堂スイッチを持っていましたが、それも没収などされずに通過できました。
番外編
日本国内では、国内線を利用するのに、成田空港から羽田空港へ移動しました。バスと電車を比べて、電車の方が安かったので、電車を利用しました。どうせバスの狭い席だったら、0歳の娘は泣いてしまうということも考えられました。
行く先々で、子供と大きな荷物が帯同していますが、たいてい助けてくれたのは外国人でした。シンガポール人、アメリカ人、英語圏の男性、外国人の方が気軽に助けてくれました。一度、電車内で子供を抱いたまま揺れで転んでしまいましたが、近くにいた日本人はし~ん、という感じでちょっと居づらい気持ちになりました。でも、そのあと、遠くにいた子連れの日本人男性が倒れた荷物を拾い上げるのを手伝ってくれました。
どこに行くにも、親切な人はいるので、そんなに心配することはないです。それから、手伝ってほしいというアピールをすれば、アメリカの空港、または海外の空港では、子連れにやさしくしてくれる人はいっぱいいると思います。
BUEN VIAJE!(スペイン語でいい旅を!)